【新規・取扱作家】小坂未央/Mio Kosaka
ガラス作家・小坂未央さんの作品の取り扱いが始まりました。

小坂未央/Mio Kosaka
-ガラス-
「存在スルということ」を「陰」と「陽」両方の視点
から追求し、そこにある「一瞬の美」を表現するという。
彼の真骨頂と言えば、やはり、泡ガラスであろう。
一粒一粒が非常に細かく一見、泡ガラスとは思えないほどの繊細さである。
それをここまで綺麗に並べることができる技術を持った人は、
世界を見渡しても見たことがないと、言うほどの巧の技である。
かたや、彼は「生活」に焦点を置き、「生活」を大切に考えたものづくりにも拘り、
作ることで使う人の役に立てないかと考え制作している。
殆どの技術が出揃ってしまっていると言われることもあるガラス細工の世界
において、彼が繰り出す泡ガラスの制作技術は、ガラス加工の世界に、
新たな歴史を刻む可能性を秘めている。ガラスという素材の繊細さに魅了され、
ガラスと常に向き合い続けてきた彼が、これからどの様な成長を遂げていくのか
非常に楽しみである。
ものづくりとしてのテーマ
波、流れ、たわみ、しわ、絞り、反り等、ごく自然でありながらも特徴のある形は、
日本人の感性として文化とともに育った表現の一つと考えております。
この表現は澄み切った空気感よりも、すべてが見通しする事が出来ない揺らぎの
空気から想わせる美の余韻を感じる事が出来ます。また、想いを断ち切ってしまい
たくない「気遣い」という文化を育てた日本は、情緒豊かで、控えめで、慎ましい
「謙譲の美徳」を大切にしてきました。
日本の美しい文化と心と共に、料理、花を楽しむ空間で美の余韻を感じて頂きたい
という想いを作品に込めております。日本人の生活になじむ、使った時に完成する
器作りを目指しております。
技法とモチーフ
「包む」をモチーフにしております。「包」という文字は、母胎の中で羊水に優しく
包まれているその母子一体の姿から生まれました。「包む」という言葉のもつ
優しさのニュアンスをガラスの中に泡を入れる事で表現しています。「包む」行為
には、そこに人の想いが込められます。ガラスと泡の表現は良く使われますが、
私はこの泡の研究を深く突き詰める事によって、独自の技法からなる模様で
「人の想い」を表現しています。
略歴
2004 倉敷芸術科学大学芸術学部工芸学科ガラスコース 卒業
2004 北海道 小樽工藝舎 入社
2010 株式会社 黒壁 入社
2011 「倉敷とあかりとガラスの作家たち」 企画展(以降毎年出展)
2014 金沢卯辰山工芸工房 入所
2014 「山ノ上デ、夏ヲ楽シム。展」 グループ展(山ノ上GALLERY/石川県)
2014 「暮らしの中に職人の技展」 グループ展(阪急百貨店うめだ本店)
受賞歴
2005 60周年記念 全道展 入選
2008 ビアマグランカイ7 入選
2014 高岡クラフトコンペティション 入選
www.enishira.com

小坂未央/Mio Kosaka
-ガラス-
「存在スルということ」を「陰」と「陽」両方の視点
から追求し、そこにある「一瞬の美」を表現するという。
彼の真骨頂と言えば、やはり、泡ガラスであろう。
一粒一粒が非常に細かく一見、泡ガラスとは思えないほどの繊細さである。
それをここまで綺麗に並べることができる技術を持った人は、
世界を見渡しても見たことがないと、言うほどの巧の技である。
かたや、彼は「生活」に焦点を置き、「生活」を大切に考えたものづくりにも拘り、
作ることで使う人の役に立てないかと考え制作している。
殆どの技術が出揃ってしまっていると言われることもあるガラス細工の世界
において、彼が繰り出す泡ガラスの制作技術は、ガラス加工の世界に、
新たな歴史を刻む可能性を秘めている。ガラスという素材の繊細さに魅了され、
ガラスと常に向き合い続けてきた彼が、これからどの様な成長を遂げていくのか
非常に楽しみである。
ものづくりとしてのテーマ
波、流れ、たわみ、しわ、絞り、反り等、ごく自然でありながらも特徴のある形は、
日本人の感性として文化とともに育った表現の一つと考えております。
この表現は澄み切った空気感よりも、すべてが見通しする事が出来ない揺らぎの
空気から想わせる美の余韻を感じる事が出来ます。また、想いを断ち切ってしまい
たくない「気遣い」という文化を育てた日本は、情緒豊かで、控えめで、慎ましい
「謙譲の美徳」を大切にしてきました。
日本の美しい文化と心と共に、料理、花を楽しむ空間で美の余韻を感じて頂きたい
という想いを作品に込めております。日本人の生活になじむ、使った時に完成する
器作りを目指しております。
技法とモチーフ
「包む」をモチーフにしております。「包」という文字は、母胎の中で羊水に優しく
包まれているその母子一体の姿から生まれました。「包む」という言葉のもつ
優しさのニュアンスをガラスの中に泡を入れる事で表現しています。「包む」行為
には、そこに人の想いが込められます。ガラスと泡の表現は良く使われますが、
私はこの泡の研究を深く突き詰める事によって、独自の技法からなる模様で
「人の想い」を表現しています。
略歴
2004 倉敷芸術科学大学芸術学部工芸学科ガラスコース 卒業
2004 北海道 小樽工藝舎 入社
2010 株式会社 黒壁 入社
2011 「倉敷とあかりとガラスの作家たち」 企画展(以降毎年出展)
2014 金沢卯辰山工芸工房 入所
2014 「山ノ上デ、夏ヲ楽シム。展」 グループ展(山ノ上GALLERY/石川県)
2014 「暮らしの中に職人の技展」 グループ展(阪急百貨店うめだ本店)
受賞歴
2005 60周年記念 全道展 入選
2008 ビアマグランカイ7 入選
2014 高岡クラフトコンペティション 入選
www.enishira.com
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