2010年10月29日(金)~11月3日(水・祝) の期間で開催されました
TOKYO DESIGNERS WEEK2010 に、箔デザイナー・高岡 愛が出展いたしました。
今回のTDWは、土曜日、台風の影響で開催が中止になるなどありましたが
沢山の方にお越し頂きまして、改めて御礼申し上げます。
世界中から、多くのデザイナー、企業が出展されていましたが、
個人的に気になった作品をいくつか簡単にご紹介したい思います。
と言っても、搬入人員だった私は、帰りの飛行機まであまり時間もなく
かなり慌てて回りましたので、特に目に付いたものをご紹介致します。
まずは、全体的な様子を。


中心にあるドーム型のテント。

会場の "GREEN INSTALLATION"

すごく素敵です。こん感じ大好きです。植物をこんな風にデザインできる人が羨ましい。。。
デザインされている方がたまたまその場にいらっしゃいましたので、お声掛けして
どなたか分かりましたので、気になる方は(
こちら)まで。
高岡 愛の作品
昨年、イタリア・ミラノ(Salone Satelite 2009)で発表した作品を、
屏風と照明に発展させた作品を出展致しました。

箔は、純金箔と純金プラチナ箔の両面仕様で、空間や気分で表裏の箔を変えられます。
フレーム(枠)は木製で、石川県山中塗(今、注目の喜八工房)により漆が塗ってあります。
また、フレームは強度とかの問題がありますので、こちらも石川県の家具デザイナーさん
に協力して頂きました。
今年5月の”石川県インテリアデザイン賞”の受賞式で、同じ丸テーブルの横に座っていたことが
ご縁で今回のコラボレーションとなりました。
(と、書きながら、”石川県インテリアデザイン賞”についてのブログを書いていなかった事に
気付きました・・・)HPの
NEWSには記載あります。
"Pliant Metal byoubu(屏風)"これまでの屏風とは違い、モダンかつゴージャスな仕上がりながら
金沢の伝統工芸の粋との融合により、落ち着いた”わびさび”も感じる作品です。
VIPルーム、迎賓ルーム、リビングルーム、和室など、和洋を問わず部屋の景色を一変させる
だけのパワーを持ち合わせた作品です。
身内ながら非常に気に入ってます。
照明は、当てにしていた方が急遽お願いできなくなり、1ヶ月程度で完成させないといけない
という非常にタイトなスケジュールでの作成となりましたが、こちらも石川県のメーカーさんの
ご協力のもと何とか完成いたしました。
こちらの作品にも漆が塗られた木を使用しています。
Pliant Metal byoubu & Lighting の詳細は(
こちら)まで。
高田 浩樹 氏の作品 (tea ceremony chair2010)

”茶せん”をイメージして竹を使用して制作されたチェア。
茶せんと言えば、まさに”和”な道具ですが、これをチェアにするというアイデアも
さることながら、それをこの様な洗練されたデザインに仕上げるデザイン力に、
生意気ながら、デザイナー・高田浩樹氏の凄さを感じました。
デザインに様々なものが凝縮されているにも関わらず、シンプルかつ洗練された作品には
普遍性を感じますし、それ故決して飽きがこず、時代を超え、国を超えて残っていく
のではないかと感じました。
日本の伝統文化、工芸などが、様々なデザイナーさんの手によって、形を変えながら
未来に残っていくことは本当に素晴らしいことだと思いますし、そういったデザイナーさん
には心から敬意を感じます。
私も自分に出来ることを考えながら、自分ならではのポジションでそういった事に
携わっていければと思います。
しかし素敵なチェアです。このチェアにふさわしい人間になる必要があるとは
分かっていながらも、是非とも所有したい逸品です。
高田浩樹氏のウェブサイトは(
こちら)
岩倉 榮利 氏の作品

日本インテリア界の大御所です。
DOOV DESIGN'S(韓国)の作品

カッコいい!フレームの金属の感じがかなりカッコいいです。男の椅子!って感じしませんか。
これも是非、所有したい一品です。
ウェブサイトは(
こちら)

スリッパ・ホルダーとでも言うのでしょうか。見過ごしそうになりましたが、慌てて引き返して撮影。
スタイリッシュながら、優しい感じがします。
慌てて撮影したため、どなたの作品だったか分からなくなってしまいました。。。
総括しまして、デザイナーでは無い自分自身も、様々な刺激がある展示会でした。
若くして活躍している人なんかを見ると、凄いなぁと思う半面、(余裕負けなんですが)
負けてられない!なんて思ったりします。
でもまあ、そういう思いが出てこなくなったら社会人引退ですね。
(子供が2歳なのであと最低20年は無理ですが・・・)
話しはそれましたが、デザイナーの作品を見ていると、彼らの頭の中はどうなってるんだろうとか
思ってしまいます。
そして、私にも何か才能を・・・ とも。。。
尚、箔デザイナー・高岡愛は、来年もどこかに出展予定です。
その際はまたご案内致しますので、是非、足をお運び下さい。
www.enishira.com